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ドラフト2位の俊英たち “ドライチ”に負けない!

【ロッテ2位】友杉篤輝(天理大/内野手) “千葉のレジェンド”の再来を誓う堅守の内野手「あの広い守備範囲と堅実な守りを、自分も同じ内野手として目指したい」

 

ドラフトは1位がすべてではない。2位にも俊英がひそんでいる。ここからは「“ドライチ”に負けない!」と意気込むドラフト2位指名の選手を紹介していく。
取材・文=川崎政司 写真=松村真行

50メートル走5秒9の快足も持つ友杉。盗塁王獲得も目指す


 友杉篤輝は侍ジャパン大学日本代表にも選出された、大学屈指の遊撃手。彼はドラフト当日、天理大学内のホールの壇上で記者団を前に、パソコンのモニター画面をじっと見つめていた。そのときが訪れたのは、ドラフト会議の開始からちょうど1時間が経とうとしていた午後5時58分。ロッテが2位で指名した。友杉はモニターから流れた声に驚いたように目を見開き、次の瞬間には安堵したように目尻を下げた。

 出身は大阪府。千葉県が本拠地の球団になじみは薄かったかもしれないが、幕張のあの熱さは知っていた。

「ファンの方の応援が熱くて、日本一すごい応援という印象です」

 特徴は50メートル走5秒9の快足と、それを生かした守備。さらに打撃も広角に打ち分け、阪神大学リーグでは2度の首位打者を獲得した。

「攻守走のバランスが取れた選手であることを意識してきました。プロの世界に入っても・・・

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