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ドラフト2位の俊英たち “ドライチ”に負けない!

【広島2位】内田湘大(利根商高/内野手) 抜群の身体能力が武器 野心を胸に秘める『二刀流』「投手として160キロ、打者としては鈴木誠也さんの記録を抜きたい」

 

ドラフトは1位がすべてではない。2位にも俊英がひそんでいる。ここからは「“ドライチ”に負けない!」と意気込むドラフト2位指名の選手を紹介していく。
取材・文・写真=南英博

目標にしている選手は広島の元四番・鈴木誠也[現カブス]。日本を代表する選手になることを誓う


 粗削りだが投打ともにポテンシャルが高い。懐が深くフォロースルーの大きいスイングは飛距離・打球速度ともに抜きん出ており、逆方向でも長打が期待できる。ファーストストライクから振りにいける積極性もウリだ。守備はファーストが主であったが、ほかのポジションも守れる。ピッチャーとしては足を高く上げるフォームから放る直球は最速149キロを計測。そのポテンシャルを評価され、2位で組合立の利根商高で高卒初の指名を受けた内田湘大。だが、その野球人生はここまで苦難の連続。決して華々しいものではなかった。

 中学では双子の兄・耀晴がエースで四番。自らはケガなどもあり、七番でレギュラーに定着できず、後輩にポジションを奪われるなど悔しい思いをしてプロ入りをあきらめかけたこともあったそうだ。だが・・・

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