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ドラフト2位の俊英たち “ドライチ”に負けない!

【オリックス2位】内藤鵬(日本航空石川高/内野手) “心優しい力持ち”が能登の大空から羽ばたく「誰からも愛される選手になって、長い間活躍したい。目標はプロ通算500本塁打です」

 

ドラフトは1位がすべてではない。2位にも俊英がひそんでいる。ここからは「“ドライチ”に負けない!」と意気込むドラフト2位指名の選手を紹介していく。
取材・文・写真=武石来人

世代屈指のスラッガーはオリックスへ。求められるのはもちろん一発長打だ


 能登が誇る180cm100kgの長距離砲は、のと里山空港に隣接する日本航空石川高の会見場で、硬い表情のままモニターを見つめていた。ドラフト会議開始時から手元に置いていた500mlの水はとうに空になっていた。18時20分、オリックスの指名を聞いた瞬間にようやく解放されたように笑顔がこぼれた。

「ホッとしたというか安心しました。ずっとドキドキしていて、ここまで緊張したのは人生で初めてです」

 それでも指名を受けたことは、まだスタートラインだと言う。「誰からも愛される選手になって・・・

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