プロから能力を認められたドラフト1位指名選手。12人の逸材たちのポテンシャルはいかなるものか。ドラフト当日の表情とともにリポートする。 取材・文=服部健太郎 写真=石井愛子 チームメートの手によって胴上げをされる松尾。「即戦力として活躍したい」と意気込みを語った
捕手ながら内野もこなせる能力
記者会見場に設置されていたテレビのスピーカーから
松尾汐恩の名が伝えられた瞬間、「心臓が口から出そうなほどに緊張していた」と後に明かした逸材捕手の強ばった顔がカメラのフラッシュ光で白く光った。1巡目の入札選手を公表していなかった
DeNAからの単独1位指名。
運命の一日の結末を認識した松尾は安堵が入り混じった笑顔で「選んでいただき、ホッとしました。1位で指名していただけるなんて思っていなかった……光栄です」と語った。DeNAの印象について問われると「投打のバランスが取れた、いいチーム。ベイスターズファンの皆さまはすごく温かい印象があります」とコメント。「1日でも早く一軍の戦力となり、チームに勢いをつけられるようなプレーでDeNAに貢献したい。長く活躍できる選手になりたい」と続けた。
「
今永昇太投手のような素晴らしいピッチャーと早くバッテリーを組んでみたい。
牧秀悟選手のバッティングはあこがれ。打撃に関し、いろいろと聞き、アドバイスを乞いたいです」
高校入学時は遊撃手。チーム事情で1年秋に捕手へ転向。強さと正確性を兼備した抜群のスローイング力と・・・
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