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“激闘”日本シリーズ総決算 連覇かリベンジか――。

<ZOOM UP>オリックス 週ベ担当選定!ドラマを生んだ男たち

 

4連勝での日本シリーズ制覇。そこに至る布石となった選手たちがいた。

宇田川優希 風向き変えた注文どおりの“三振”


[日本シリーズ成績]防0.00試4勝1負0S0H2

負ければ王手をかけられる第4戦。無失点でピンチをしのいだ宇田川


 7月末に支配下登録されたばかりの23歳。わずか3カ月前まで育成選手だった右腕がシリーズの流れを大きく変えた。

 エース・山本由伸のアクシデントで第1戦を落とし、第2戦は抑えの阿部翔太が9回に同点3ランを被弾。延長12回を守り抜き、引き分けに持ち込むも、本拠地・京セラドームに戦いの場を移した第3戦は、強力ヤクルト打線に圧倒されて1対7と完敗。シリーズ後、中嶋聡監督も「今年もダメなのか……と思った」と打ち明けるほど劣勢続き。そんなイヤな流れは、第4戦も続いていた。

 3回に1点を先制するも、追加点が奪えない。僅差を先発・山岡泰輔が粘投でしのぐ中、5回一死から塩見泰隆にフェンス直撃の三塁打を浴びて、同点のピンチに。打線が湿っているだけに、本塁は踏ませたくない。「山岡は頑張っていた。でも、70球あたりから、バテるというか(ボールが)浮いてくるので」と指揮官は迷いなく継投に出る。送り出したのは「あそこは三振の取れる投手」と、宇田川優希だった・・・

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