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“激闘”日本シリーズ総決算 連覇かリベンジか――。

<ZOOM UP>ヤクルト 週ベ担当選定!ドラマを生んだ男たち

 

優勢に進めていた前半戦だったが――。勝敗を左右したヤクルト戦士を探る。

塩見泰隆 チームけん引も、悔やまれるのはやはり……


[日本シリーズ成績]率.357試7安10本1点1盗1

斬り込み隊長の一打がヤクルト打線を勢いづけた


 ヤクルトがこの日本シリーズをどのように戦っていくのか。その姿勢を示した一振り、一打だった。

 第1戦、オリックスの先発投手はパ・リーグ投手4冠の山本由伸。難攻不落の球界最高投手にヤクルト打線はどう立ち向かっていくのか。シーズン同様に一番打者として打席に入った塩見泰隆は初球、真ん中の155キロ直球を待ち構えていたかのように振り抜いた。「1、2、3で行った」という一打はライナー性の当たりでレフトの前に弾むヒットになった。山本に対して決して受け身にならずに攻めの姿勢で戦う――。そんな意気込みがこのスイングから見て取れた。

「塩見が初球の甘いところをしっかりスイングを仕掛けたというのは・・・

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