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2022プロ野球 激闘の記憶。Part.2 ノーヒットノーラン

5 NO-HITTERS 史上最多タイ5度の衝撃

 

2022年を振り返るとき、「ノーノー」は語り落とせない。「令和の怪物」佐々木朗希の完全試合を皮切りに、歴代シーズン最多タイとなる5度の偉業が成し遂げられた。ただの「1勝」でも、先発投手にとっては最大級の栄誉。あらためて全5試合をプレーバックしていこう。
写真=BBM ※BOXスコアの△は左打、□は両打

4月10日のオリックス戦[ZOZOマリン]で完全試合を成し遂げたロッテ・佐々木朗希。ここから2022年のノーノーラッシュが始まった


【NO-HITTER 1】ロッテ・佐々木朗希 13者連続&1試合19奪三振28年ぶりのパーフェクト


2022.4.10 vsオリックス @ZOZOマリン 【83人目/94度目】

ハイテンポな105球

 覚醒の予感はあった。開幕先発ローテ入りを果たした3年目のシーズン。「投げ続けること、シーズンもそうですし、1試合の中で長いイニングを投げること」という目指すべきものを、まさに「パーフェクト」な形で実現した。

 4月10日、本拠地ZOZOマリンでのオリックス戦。立ち上がりから圧倒的な迫力だった。160キロ超の低めに伸びるストレートに、150キロに迫るフォークを時に高めからストライクゾーンへ、追い込めばボールゾーンに落として三振の山を築いていく。初回、三番・吉田正尚をストレート、フォーク、フォークの3球勝負で三振に仕留めると、そこから5回まですべて三振の13者連続奪三振。過去に2度記録されていた9者連続をはるかに上回る奪三振ショーを披露した。チームは初回に先制点を奪うと・・・

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