新体制となった首脳陣の中で、異彩を放つ2人の新コーチ。初めてカープのユニフォームに袖を通し、初めて魂を赤く燃やす。新井貴浩監督が見初めた“手腕”で、選手を、チームを変えていく。 文=佐井陽介(日刊スポーツ新聞社) 枕詞に「男前」が定着したのは約11年前、藤井彰人がまだ
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阪神にFA移籍して1年足らずだった2011年夏のことだ。仕掛け人は当時の同僚で同学年でもあった新井貴浩。甲子園のお立ち台で2人の掛け合いが爆笑を誘い、一気に拡散されたのだ。
新井貴浩「さすが男前やなって……」。
藤井彰人「顔しか取りえがないですけど、一生懸命頑張っていきます」。
コテコテの大阪人ならではのどこか自虐的なギャグ? を引き出せるほど、当時から2人の絆は深かった。
阪神でともに戦った期間は4年。共鳴できる考え方はあまりに多かった。勝利を最優先し、チームの和を大切にする。目配り気配りを欠かさず、自分勝手な振る舞いを良しとしない。伝説のお立ち台から11年後の今秋・・・
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