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2022年プロ野球ペナントレース総括

FARM RESULT 2022【ファーム日本選手権・フレッシュオールスターゲーム】

 

ファーム日本選手権 つなぐ打線が機能して楽天2年ぶりの日本一


3回に決勝打となる2点適時打を放った渡邊佳[楽天]


10月8日(土)◎宮崎

[楽]○松井友-弓削-内-高田萌
[神]●桐敷-小川-及川-岩田-岡留-馬場-森木


 開幕9連勝を飾るなど首位を快走して2年ぶりにイースタンを制した楽天と、ソフトバンクを振り切ってウエスタン連覇を果たした阪神が激突した。阪神は初回、高山俊のソロ本塁打で先制。

阪神は初回に高山が先頭打者本塁打を放ったが逆転負け


 それでも楽天は3回、渡邊佳明の2点適時打で逆転すると、黒川史陽の適時打などで一挙5点を奪ってリードを広げる。その後も得点を重ね、8対2で2年ぶり2度目のファーム日本一に輝いた。

左から優秀選手賞の松井友飛[楽天]、MVPの渡邉佳[楽天]、優秀選手賞の高山[阪神]


フレッシュオールスターゲーム 期待の若手選手たちが奮闘!


劇的サヨナラ弾を放ったヤクルト・赤羽がMVP


7月23日(土)◎長崎

[ウ]森木[T]-宇田川[B]-小木田[B]-田上[H]-福島[D]-坂田[C]-松木平[D]-岡留[T]-●大道[C]
[イ]達[F]-赤上[L]-徳山[DB]-柴田[S]-三浦[DB]-直江[G]-豆田[L]-廣畑[M]-○宮森[E]
[本]遠藤[ウ・T]、赤羽[イ・S]


 長崎での開催は2014年以来8年ぶり。先発はイースタンが達孝太(日本ハム)、ウエスタンは森木大智(阪神)と、高卒ドライチルーキーによる競演となった。ウエスタンは初回、遠藤成(阪神)の先頭打者弾で先制。2回には二死三塁から藤田健斗(阪神)が適時二塁打を放ち、5回にも福元悠真(中日)の適時打などで4対0とリードを奪った。一方のイースタンはその裏に反撃開始。相手投手陣の暴投などで4対4の同点に追いついた。

 迎えた最終回、イースタンは先頭の梶原昂希(DeNA)が敵失で出塁すると、二死一、二塁とチャンスを広げた。そして赤羽由紘(ヤクルト)が左翼席へ3ランを放ってイースタンがサヨナラ勝ち。MVPは赤羽、優秀選手賞には梶原と遠藤が選ばれた。殊勲の一打を放った赤羽は「つないでくれて回してくれたので、絶対に打ってやろうと思いました」と笑顔で振り返った。

イースタン・リーグ勝敗表

※丸数字は引き分け


ウエスタン・リーグ勝敗表

※丸数字は引き分け


表彰選手

イースタン・リーグ打撃10傑(△は左打ち)

※規定打席:チーム試合数×2.7[端数は四捨五入]


イースタン・リーグ投手2傑

※規定投球回:チーム試合数×0.8[端数は最も近い1/3の値に切り捨てまたは切り上げ]


ウエスタン・リーグ打撃10傑(△は左打ち)

※規定打席:チーム試合数×2.7[端数は四捨五入]


ウエスタン・リーグ投手5傑

※規定投球回:チーム試合数×0.8[端数は最も近い1/3の値に切り捨てまたは切り上げ]

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