パ・リーグはオリックス、セ・リーグはヤクルトがそれぞれ連覇を達成した2022年シーズン。4人の新指揮官(復帰含む)が登場して迎える23年、各球団はどのように戦力を整え、どんな戦いを見せるのだろうか。本誌恒例の12球団“最速”戦力分析をお届けする。
※チームの総合力はA〜D評価。年齢は2023年の満年齢。情報は12月25日14時時点
文中の△は左打ちまたは左投げ、□は両打ち


　FA戦線で2戦2勝と勝利を収めただけでなく、新外国人の補強も思惑どおり。V奪還への基盤は着実に築かれたと言っていい。

　やはりパワーアップした攻撃陣に、ワクワクが止まらない。日本ハムからFA移籍した近藤健介については、藤本博史監督が「三番で考えている」と明言し、ポジションも「左翼」で起用する方針。2023年に向けてレギュラー白紙を掲げてチーム内競争をあおってきた指揮官だが、「競争というよりもレギュラーです」ときっぱり言い切った。三番・近藤、四番・柳田悠岐の並びは破壊力十分だ。それを最大限生かすには・・・