浅野翔吾(巨人)のほかにも、この秋に入団したドライチは粒ぞろいだ。残る11人は大学生が7人、高校生が3人、社会人が1人。新戦力としてチームに加わった彼らの未来は限りなく明るい。
※年齢は2023年満年齢
【パ・リーグ編】はこちら

ヤクルト・吉村貢司郎　先発ローテの一角として2ケタ勝利&新人王を

「新人王を獲りたいし、将来的には最優秀防御率を獲りたい」

　正真正銘の即戦力投手だ。東芝での3年間で大きく力をつけ、社会人No.1投手へと進化。「武器は力強い真っすぐと、空振りが取れる変化球だと思っている」という自己分析のとおり、最速153キロの直球とフォークをはじめ5つの変化球はいずれも精度が高い。2年連続2ケタ勝利不在の投手陣の中で、1年目から先発ローテの一角として活躍が期待されるが、「その期待に応えられるようなピッチング、プレーをしたい」と意欲は十分だ。まずはケガなく新人合同自主トレを過ごし、一軍帯同が内定している春季キャンプを迎えたい。(AK)

生年月日■1998年1月19日(25歳)
身長体重■183cm85kg
投　　打■右投右打
出　　身■日大豊山高-国学院大-東芝

DeNA・松尾汐恩　打って守って走れる捕手に

「キャッチャーとして新しい選手像を自分がつくっていければ」

　新たな形は自分で作る。大阪桐蔭高から高卒捕手としては谷繁元信以来34年ぶりのドラフト1位指名となった。まだまだ捕手として磨くべきものは多い。しかし・・・