ここからは、球団ごとに脈々と継承されるスペシャルナンバーの系譜をたどっていこう。一つの番号を掘り下げていけばチームの“色”も見えてくる。 超人の血が流れている。『7』をより輝かせたのは、前身の阪急時代に着けた“世界の盗塁王”こと福本豊だ。2年連続盗塁王に輝いた韋駄天は、1972年に『40』から変更すると、同年は前人未踏のシーズン106盗塁をマーク。以降も盗塁を量産し、82年までタイトルを譲らず。83年には当時の世界記録である通算939個目の盗塁を決め、最終的には1065まで数字を伸ばした。『7』が所狭しとグラウンドを駆け回り、永久欠番となっても不思議ではなかったが、88年限りで阪急が身売り。阪急の歴史が幕を閉じ、同時に福本も引退して欠番にはならなかったが・・・
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