ここからは、球団ごとに脈々と継承されるスペシャルナンバーの系譜をたどっていこう。一つの番号を掘り下げていけばチームの“色”も見えてくる。 強打者の背中で光り輝いてきたのがライオンズの『3』だ。西鉄時代に主に着けたのが大下弘。戦後、プロ野球の再開とともに颯爽と登場し、“青バット”から虹のようなアーチを架けて焦土に希望を与えたスーパースターだ。1952年に東急から移籍すると西鉄黄金時代の主力として活躍。西鉄が初優勝を飾った54年にはMVPにも輝いている。大下が59年限りで引退後、8年間の空白期間があったが
広野功を経て、72年の1年間だけ“孤高の天才打者”
榎本喜八も着けている。
太平洋時代の75年には・・・
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