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背番号物語2023

巨人「#6」重ねた伝統を塗り替える現代を象徴するナンバー【受け継がれる伝統の背番号】

 

ここからは、球団ごとに脈々と継承されるスペシャルナンバーの系譜をたどっていこう。一つの番号を掘り下げていけばチームの“色”も見えてくる。


 V9の内野陣の要だった名二塁手である土井正三は、チーム打撃に徹した黒子として王貞治長嶋茂雄につなぐ打線の潤滑油でもあり、いぶし銀としてチームに欠かせぬ存在だった。

 78年限りで土井が現役を退くと、翌79年から篠塚利夫(和典)が『6』を継承し、好守巧打の二塁手の系譜が生まれた。天才的なバットコントロール、華麗な二塁守備と攻守にわたって芸術的なプレーでファンを魅了した篠塚は2度の首位打者を含めシーズン打率3割超を7度記録し、4度のゴールデン・グラブ賞も獲得。落合博満が移籍してきても・・・

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