ここからは、球団ごとに脈々と継承されるスペシャルナンバーの系譜をたどっていこう。一つの番号を掘り下げていけばチームの“色”も見えてくる。 V9の内野陣の要だった名二塁手である土井正三は、チーム打撃に徹した黒子として
王貞治、
長嶋茂雄につなぐ打線の潤滑油でもあり、いぶし銀としてチームに欠かせぬ存在だった。
78年限りで土井が現役を退くと、翌79年から
篠塚利夫(和典)が『6』を継承し、好守巧打の二塁手の系譜が生まれた。天才的なバットコントロール、華麗な二塁守備と攻守にわたって芸術的なプレーでファンを魅了した篠塚は2度の首位打者を含めシーズン打率3割超を7度記録し、4度のゴールデン・グラブ賞も獲得。
落合博満が移籍してきても・・・
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