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2023 NEW POWER CHECK チームを変革する新戦力

<データで徹底解析>今季の新助っ人たちは何がスゴイのか!?【セ・リーグ編】

 

やってみなければ分からない、ギャンブル要素を含む新助っ人。今季の新外国人たちの真の実力はどんなものなのか。ここでは昨季のMLBデータを基に13選手をピックアップし、データ分析のスペシャリストがその期待値を占っていく。
【パ・リーグ編】はこちら
解説=森本崚太 写真=BBM、Getty Images
※情報は2月12日時点。プロフィールは身長・体重/投打/2023年の満年齢/今季年俸。写真上の<>内はチームが期待する役割
※ボールの変化量の図は、重力の影響のみを受けてボールが到達した地点を原点とし、回転の影響を受けてどれくらいボールが曲がったかを投手方向から見て示したもの。●が2022年MLBでの各投手のボール、○が2022年のMLB投手全体の平均

巨人・T.ビーディ[投手] 「イニングイーター」の期待大


<先発>

T.ビーディ[188cm97kg/右右/30歳/年俸1億6000万円/前所属パイレーツ]


2022MLB 31試合2勝5敗0S3H、防5.14
通算MLB 58試合7勝16敗0S3H、防5.34

 フォーシームは平均154キロと速いですが上方向のホップ成分は少なく、「垂れる」のが特徴です。垂れる真っすぐにツーシームやスライダー、カーブを交えてゴロの山を築くのがピッチングのベースになります。決め球のチェンジアップはMLB平均よりも(左打者に対して)逃げながら落ちるシンカー系で、空振りを奪うこともできます。さまざまなボールを駆使し、打ち取り方も多彩なので先発として長いイニングを投げる「イニングイーター」になってくれそうです。

阪神・ビーズリー[投手] 大きく横滑りするスライダー


<中継ぎ><抑え>

ビーズリー[191cm109kg/右右/28歳/年俸1億1200万円/前所属ブルージェイズ]


2022MLB 9試合0勝0敗0S1H、防4.80
通算MLB 18試合0勝1敗0S1H、防5.84

 平均154キロという速いフォーシームに加え、大谷翔平投手(エンゼルス)やダルビッシュ有投手(パドレス)が投げるようなMLBで流行している大きく横滑りするスライダーを投じます。MLB平均よりもかなり横滑りしますね。右打者に対してはもちろん有効ですし、左打者に対しても・・・

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