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WBC特集 あの感動よ、もう一度【回顧編】

【第2回大会(2009年)】「SAMURAI JAPAN」の愛称へ 苦戦続きも大会2連覇達成!/WBC日本代表 激闘を振り返る

 

2連覇を達成した第2回大会。NPBは、日本代表チームに「SAMURAI JAPAN」の愛称をつけた。それ以前に日本男子ホッケー代表が「さむらいジャパン」と名乗っていたため、そこを配慮しての英語表記へ。その後すべてのカテゴリーの日本代表を通称「侍ジャパン」と呼ぶようになる。この大会からはダブルエリミネーションというシステムが採用され、決勝で当たった韓国とは大会中5度も試合を行った。
写真=BBM

決勝の韓国戦は9回に同点に追いつかれるも10回にイチローの2点適時打で突き放し連覇を達成


苦しんだイチローの一打


 第2回大会の監督は巨人監督の原辰徳が務めた。ここに第1回大会で活躍したイチロー(マリナーズ)、松坂大輔(レッドソックス)が参加。さらにマリナーズで正捕手となっていた城島健司、前年レイズでワールド・シリーズを経験した岩村明憲にカブスの福留孝介がメンバーに入り、中心となって戦った。

 初の試みとして宮崎で強化合宿を行い、連日4万人以上のファンが詰めかける大盛況で連覇への期待が大きくなっていく。東京での第1ラウンドでは初戦で中国、2試合目で韓国に勝利し第2ラウンド進出を決める。しかし3試合目の韓国戦でまさかの完封負けと嫌な形で第1ラウンド終了となった。

 第2ラウンドは・・・

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