大会参加は日本にとって朗報だ。メジャー挑戦1年目の参加は異例だが、日の丸に誇りを持つ男にとって迷いはない。フロリダでのレッドソックスのスプリングトレーニングを経て、日本代表に合流するバットマン。世界一への“ラストピース”がWBC、そしてメジャーへの思いを口にする。 写真=Getty Images 「今回は自分じゃないかな?」
メジャー移籍1年目でのWBC参加は異例のこと。移動日程や環境適応など、リスクも伴う中で、出場を決断したのは、日の丸に誇りを持つからこそだ。今なお心に残る“あの一打”。今年は、自分にそんな打席が回ってくることも想定しながら、大会に向けて気持ちを高ぶらせる。 ──WBCの開幕が近づいています。
吉田 楽しみですね。(メジャー)移籍1年目なので、自分の状態も確認しながら、ベストを尽くすということになると思います。
大谷翔平選手(エンゼルス)をはじめ、
ダルビッシュ有投手(パドレス)、
鈴木誠也選手(カブス)、
ヌートバー選手(カージナルス)らのメジャー組も参加する。僕も、彼らに負けないように、力を発揮できればいいなと思います。
──代表合宿は始まっていますが、日本代表で気になるチームメートはいますか。
吉田 オリックスの
山本由伸投手、
宮城大弥投手、
宇田川優希投手と久しぶりに会うのも楽しみ。野手ではヌートバー選手ですかね。1月の沖縄自主トレの際は、部屋のテレビでニュースを見ていると、ヌートバー選手の特集ばかりで。いろんな思いを背負って日本代表としてプレーしてくれるだろうし、国際大会でしか分からない『君が代』で胸が震える感じも味わってみてほしいな、と思っています。
──アメリカでスプリングトレーニングを行い日本に戻って大会へ。移動の激しい期間にもなると思いますが。
吉田 8時間は寝たいですね(笑)。何時から何時とかは決めてないですけど。僕が気にしているのは、そこだけ。8時間は欲しい。あとはコンディションを整えて本番に向かうこと。実戦の機会は少ないかもしれませんが、アジャストできるように頑張っていきたいです。
──注目度も高く重圧も大きな大会ですが、歴代の日本代表で印象に残っているシーンは何かありますでしょうか。
吉田 やっぱり・・・
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