低迷期からの脱出
最後にCS(クライマックスシリーズ)に出場したのは、2012年のことだ。
落合博満監督の下、10、11年と球団初の連覇を果たした翌年のシーズン。3連覇こそ逃したものの2位につけ、セ・リーグではCSが始まった07年から6年連続の出場だった。ファーストステージで
ヤクルトを倒し、リーグ優勝を飾った
巨人とのファイナルステージでも3連勝。しかしそこから3連敗を喫して敗れて以降、CSは無縁となった。現在、12球団の中で最もCSから遠ざかっているのがドラゴンズだ。
低迷期に突入するとは囁(ささや)かれていた。落合政権下ではレギュラーが固定化され、若竜たちの飛躍が見られなかった。そのレギュラーたちもやがてユニフォームを脱いでいったが、世代交代のタイミングを逸したチームは沈んだまま。黄金期を誇った落合監督の負の遺産とも言われているが、果たしてそうだろうか。それだけで10年以上もCSから遠のくものなのか。
連覇を果たしながら退任となった落合監督のあとを引き継いだ
高木守道監督の第二次政権は、2年で終わりを告げた。その後、
谷繁元信、
森繁和、
与田剛監督が指揮を執ったが・・・
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