連覇を支えてきた主力に加え、新たな戦力の躍動や若手の台頭が、さらなるチームの進化を呼ぶ。新時代の担い手として期待される星は多数。ニューパワーの存在が新生・オリックスを印象づけていく。 西川龍馬(外野手) 打線のアクセントに
巧みなバットコントロールで安打を量産する男が
広島からFA加入。自他ともに認める武器は「何でもできる自信はあります」と複数打順を担えること。ただ、開幕までは「対戦したくても考えること、イメージすることしかできない」と不安が大きいと言うが、それは“挑戦”を胸に決意したパ・リーグの舞台を心待ちにしていることの表れ。「対戦すれば体感速度、変化球の軌道などが分かってくる。早く対応していきたい」。時にチャンスメーク、時にポイントゲッターに──。背番号7の加入は、単なる『+1』にはとどまらない。
齋藤響介(投手) ブレない第一目標へ
地に足を着けて進んでいく。一軍デビュー戦となった昨年9月の
西武戦(京セラドーム)で4回無失点。最速150キロの直球にスライダー、フォークなど精度の高い変化球を投じ、
山本由伸も称賛して注目度が増した。それでも「投げるボールと自分のイメージが一致しない」と言うから恐ろしい。2年目の飛躍へ、開幕一軍が期待されるも3月3日のファーム教育リーグの
ソフトバンク戦(タマスタ筑後)に先発して3回3失点。口にし続ける「まずは初勝利」へ。「そこから一つひとつ積み上げていくだけです」と周囲に惑わされず自分と向き合い続ける。
吉田輝星(投手) 自慢の直球をもう一度
覚悟が言葉ににじむ。「ポジションは自分でつかむもの」・・・
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