この男を語らずして特集は始まらない。3月4日、中日とのWBC強化試合(バンテリン)でエンゼルス・大谷翔平が日本ハム在籍時の2016年にマークした日本人最速に並ぶ165キロを計時。自己最速を更新し続ける“令和の怪物”は、どこまで球速表示を伸ばしていくのか。牙を研ぎ続ける“怪物”の最速の推移をたどってみる。 
3月4日、中日とのWBC強化試合[バンテリン]。スピードで沸かせた
人類最速へあと4キロ
岩手に怪物がいる──。注目され始めたのは2018年のこと。大船渡高2年時の春季岩手大会で153キロをマークし、同夏に154キロ、同秋に157キロと球速が伸びていく。3年生となった翌19年には、U18日本代表研修合宿で一気に大台を突破し、高校生史上最速とされる163キロを計時。甲子園には縁がなかったが“令和の怪物”と呼ばれて熱視線を注がれた。
プロ入り後の期待も大きく、
ロッテで着ける『背番号17』は、最速170キロの期待を込められてのもの。だが・・・
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