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WBCで侍ジャパンと戦ったメジャー・リーガーたち

あこがれるのは、やはりやめられない!? 侍のライバルたち

 

ここでは侍ジャパンを苦しめたメキシコ代表とアメリカ代表のメジャー・リーガーたちの横顔を紹介していく。全員がMLBを代表する超一流の選手ばかり。あこがれるのは、やはりやめられない!?
文=村田洋輔(MLB.jp編集長) 写真=Getty Images

【アメリカ代表】トレイ・ターナー(フィリーズ) MLBを代表するリードオフマン


2022年打撃成績 160試194安21本100点27盗、打率.298、OPS.809


 WBC史上最多タイの1大会5本塁打を記録して満票で大会ベストナインに選ばれたターナーは、2014年ドラフト全体13位でパドレスに入団。同年12月にナショナルズへのトレードが発表されたが、当時はドラフト後1年以内のトレードが禁止されていたため、翌年6月になってようやく正式に移籍が成立した。同年8月に早くもメジャー昇格を果たし、17年から正遊撃手に定着。これまでにサイクル安打を史上最多タイの3度記録しており、3度目は史上初となる誕生日の達成だった。19年にはワールド・シリーズ制覇を経験し、21年7月にマックス・シャーザーとともにドジャースへ移籍。今季からは11年3億ドルの超大型契約でフィリーズに加わった。首位打者1度、盗塁王2度の俊足好打を武器に不動のリードオフマンを担う。

【メキシコ代表】ルイス・ウリアス(ブリュワーズ) パワーヒッターで内野のユーティリティー


2022年打撃成績 119試97安16本47点1盗、打率.239、OPS.739


 準決勝で佐々木朗希から先制3ランを放ったウリアスは、パドレス時代にトップ・プロスペクトとして期待され、2021年からブリュワーズでレギュラーとして活躍中。二塁、三塁、遊撃の3ポジションを守り、21年は23本塁打、昨季も16本塁打を記録した。今季は開幕直後に左ハムストリングを痛めて戦線離脱。オリオールズに在籍する兄ラモンは昨季終盤に右膝を痛めた影響で最終メンバーに登録されず、兄弟そろってのWBC出場は実現しなかった。

【メキシコ代表】アレックス・バーデューゴ(レッドソックス) 確実性の高い打撃の元二刀流


 準決勝で山本由伸から勝ち越し打を放ったバーデューゴは・・・

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