彼らの名前も忘れてはいけない。山田哲人、中村悠平、大城卓三、源田壮亮、中野拓夢。それぞれの持ち場で侍ジャパンを世界一へと押し上げた。その経験をチームに還元して、ペナントを熱くする。 ※年齢は2023年の満年齢 山田哲人[ヤクルト/内野手/右右/31歳]
リーグ3連覇を目指すヤクルトで
村上宗隆に加え、WBC世界一に貢献した山田哲人、中村悠平もチームの躍進に貢献している。2大会連続、そして自身5度目の国際大会となったWBC。2021年の東京五輪ではMVPも獲得するなど豊富な経験を誇る山田だが、30歳で迎えた今大会も大きな刺激を得た。さらなる成長へ向上心が尽きることはない。15年のプレミア12以来のチームメートとなった
大谷翔平(エンゼルス)とは打撃理論を交わし、
ダルビッシュ有(パドレス)へはメンタル面についての質問を重ねた。
2月の宮崎強化合宿では不調を極めたが、本大会では打率.267をマーク。二塁手として6試合に出場し、戦いの地をアメリカに移した決勝ラウンドではフル出場。決勝のアメリカ戦では2盗塁を決めるなど、攻守走で世界一奪還の力になった。
ペナントでは史上最多3度のトリプルスリーを達成した姿を考えれば、物足りなさを感じる近年の成績。ただ今季は開幕の
広島戦(神宮)で2安打2盗塁を決めると、3戦目には今季1号。「しっかり結果も残しつつ、自分が先頭に立ってプレーしていけたら」と意気込む主将3年目のシーズンを好発進させた。打率こそ低調だったが4月11日の
DeNA戦(神宮)では今季初の猛打賞。技術もメンタルも磨いた大舞台での経験と、球場に鳴り響く「山田哲人」
コールを力に変えている。
しかし、12日の同戦では走塁中に足を痛めて途中交代すると、翌日に下半身のコンディション不良で登録抹消となった。チームも自身も開幕スタートダッシュを決めたなかで、痛い離脱。だが・・・
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