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MLBエンゼルス特集 天使の勇者たち、いざ!

<History of Angels>輝けるエンゼルスの軌跡

 

エンゼルスが誕生し、ア・リーグに参加したのは1961年。60年以上の歴史を持つチームは多くのファンに愛され続けてきた。近年は低迷しているものの、2002年には球団初のワールド・シリーズ制覇、その後の6年で5回の地区優勝。チームの歴史を振り返ってみよう。
文=樋口浩一 写真=Getty Images

2002年ワールド・シリーズ制覇の歓喜の瞬間。球団創設42年目の悲願達成だった


地区初Vは1979年


 エンゼルスがその歩みを始めたのは1961年。ジョン・F・ケネディが大統領に就任した年であった。この年、ア・リーグは2球団増えて8球団から10球団になった。セネタースがミネソタに移転。セネタースの去った首都ワシントンに新たにセネタース(現レンジャーズ)が誕生した。そして、もう一つがエンゼルスである。

 57年にジャイアンツとドジャースがニューヨークからそれぞれサンフランシスコとロサンゼルスに本拠地を移して営業的に大成功を収めた。これに刺激されたア・リーグは、ぜひとも西海岸に球団が欲しいと考えており、そこで生まれたのだった。初代のオーナーは西部劇で活躍した俳優で、実業家でもあったジーン・オートリー。オートリーは背番号26で永久欠番となっているが、これは「ベンチ入り25人の次のメンバー」との意味である。

 チーム名はホームとした都市ロサンゼルスがスペイン語で「天使たち」を意味することから・・・

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