週刊ベースボールONLINE

オリックス・バファローズ特集 進化は続くよ、どこまでも

【FOCUS】オリックス・『全員で勝つ』の真髄 進化と変化の先に

 

陣容と原動力が様変わり。パ・リーグ連覇を遂げてもなお、進化を続けるチームの戦い方は昨季までと一変した。打線の軸・吉田正尚がレッドソックスに移籍し、西武からFAで森友哉が加入の大きな変化だけでなく、現有戦力の底上げで起こす化学反応──。キーワードは掲げ続ける『全員で勝つ』だ。進化と変化を遂げ続けた先にあるリーグ3連覇と2年連続日本一へ。交流戦前までの戦いを振り返ろう。
※成績、年齢は5月27日時点。年数は育成期間も含む

山本由伸[投手/7年目/24歳]


軒並み数字を落としても


 2月の春季キャンプから進化や変化に注目が集まった。熱視線を集めたのは山本由伸のフォーム変更だ。左足を上げず投じる新フォームは、さらなる進化を期してのもの。2年連続沢村賞に輝いた右腕は当然、現状維持に満足することなく、さらなる高みを目指して腕を振った。だが、3月のWBCに参戦したこともあり、今季は3勝2敗と貯金はわずか1。とはいえ、直近2年も交流戦から白星を量産しているだけに「いつもの前半よりはまだましかな」と焦りはない。中嶋聡監督も「修正しながらいろんなことをやっている。出来上がるのにちょっと時間がかかっている感じ」とエンジン全開を待つ。

 それでも、交流戦前を26勝19敗2分けで首位・ロッテと1.5ゲーム差の2位の好位置につけるのは、軸に頼ることなく豊富な陣容を誇る投手陣の踏ん張りがある。先発陣では・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング