週刊ベースボールONLINE

阪神特集 猛虎猛進

藪恵壹(阪神OB野球解説者)が好調リリーフ陣を分析 リリーフ陣に無理をさせない起用法「開幕から約2カ月半たっていながら、登板過多かな? と思われるリリーバーがいない」

 

首位を走る阪神の原動力は、5人の先発陣が安定しているから。だが、それと同じくらいリリーフ陣にも安定感があるからこそ、強く感じるのだ。昨年までのリリーバー陣とそれほど大きな変化がない中で、なぜ昨年以上に安定しているのか? 阪神OBで野球解説者の藪恵壹氏にリリーフ陣好調の要因を聞いた。
構成=椎屋博幸 写真=BBM

チーム最多の登板数で今や一番頼れるリリーフ最年長の岩崎。この男の安定感が投手陣に落ち着きをもたらしている


蓄積疲労を考えた中継ぎローテを編成


 今年から、安藤(安藤優也)投手コーチが一軍でのコーチングが初めてということもあり、起用法が昨年までと違います。しっかりと計画を立ててリリーフ投手をつくっているように見えます。ブルペン投球は、試合のマウンドに行くときだけ、という形になっていると思いますね。

 やはり143試合、毎日肩をつくって待機していると体はどんどん疲れていきます。その点、今年はメリハリがきちんとできていると思います。リリーフ投手というのは、起用法などが分からないときに不安になります。さらに準備を促されながら、実際に投げなかった場合は、目に見えない疲れが蓄積します。阪神の場合・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング