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ロッテの変革

<マリーンズ同期生対談>ロッテ・山口航輝×藤原恭大「個人の結果を残せばチームの結果がついてくる」

 

クリーンアップを任されることが多いスラッガー・山口航輝と、外野守備の要で俊足を武器に塁間をかき回す藤原恭大。いずれも高校からプロ入りして5年目、マリーンズ打線の貴重な中心選手として日々奮闘している。チームの野手の「顔」となってきたそんな2人による「同期生対談」をお届けしよう。
取材・構成=落合修一 写真=桜井ひとし

ロッテ・山口航輝[左]、藤原恭大[右]


外野の競争相手だが頼もしい仲間でもある


──2人は、同学年の同期入団。やはり親しいんですか。

山口 そうですね。2人で一緒にプライベートでどこかに行くということはないですけど(笑)、普段からよく話しますよ。同期入団と言っても、ドラフトの順位は僕が4位で藤原が1位。そこは新人のときから意識して、負けたくないなというのはありました。

藤原 僕は最初はそこまで意識していなかったのですが、お互いに一軍で出るようになってからは、どうしても意識するようになりましたね。

──同じ外野手としての競争相手だったり、同期入団の仲間であったり、両方の考え方ができると思います。そこはどっちの意識のほうが強いですか。

山口 負けないように、とは思います。そこはプロとして譲れませんけど、同時に試合に出ているときは一緒にチームを引っ張って、勝ちに貢献していきたいですね。

藤原 僕も、両方意識しますね。負けたくない気持ちはあるし、同級生として一緒に頑張っていきたい気持ちもあります。

──今週は「ロッテの変革」というテーマで、昨年と何が変わったのかというのを探りたいのです。去年負け越したチームが、今年は好調で上位にいる。具体的に何が変わったのでしょうか。

山口 個人的には、僕はなんとも言えないですね。ここまで自分の調子が上がっていないので……。まあ、年々、少しずつ、頭を使って、考えながら野球ができるようになってきたとは思います。

──個人成績は今のところ満足する結果ではないようですが、どういう目標を立てていましたか。

山口 最初はホームランの数にこだわってスタートしましたが、今はこういう数字なので(7本)、今後は打点を意識していきたいですね。得点圏のチャンスで打つようにして、チームに貢献したいです。

藤原 僕は技術面で今年大きく変えたことはないのですが、バッティングであったり、トレーニングであったり、そういうことについての知識、意識は変わってきました。今のところ、そんなに打撃成績への良い影響は出ていませんけど、まだシーズン途中なので、これから数字を上げていきたいですね。

──藤原さんはシーズン序盤、打率が3割あって数字が良かったですよね。

藤原 最初は良かったんですけど、最近は良くないんですよね……。取り組んだことが結果に表れたのはやはりシーズン序盤が多かったですよ。これからしっかり、数字を残していきたいですね。

──今年変わってきた知識、意識というのは具体的にどういうことでしょうか。

藤原 自分にとって・・・

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