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2023大谷翔平 ホームラン伝説

大谷翔平の全32本塁打PLAY BACK 「ユニコーン」本塁打総括

 

6月終了時点で早くも30号に到達し、両リーグダントツの32本塁打でシーズンを折り返した。実在しない「幻獣」に例えられる衝撃の一打。その軌跡をたどっていく。
写真=Getty Images
※日付は現地時間、成績・情報は現地時間7月11日現在

エンゼルス・大谷翔平


 大谷の今季第1号は4月2日のアスレチックス戦だった。3対0で迎えた5回にトラウトが2ランを放ってリードを広げると、そのわずか30秒後、左腕・ウォルディチャックが投じた初球のスイーパーを完璧にとらえてセンター右へ特大弾。“トラウタニ弾”で突き放し、2023シーズンの大谷本塁打劇場が幕を開けた。

 翌3日は、マリナーズとの今季初戦。2対2で迎えた5回無死一塁から右腕・カービーのチェンジアップをセンター右へ運び勝ち越しとなる決勝の2試合連続2号2ラン。試合前に談笑していたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)の目の前で値千金の一打を放ってみせた。

 7本塁打をマークした4月から、5月の初本塁打は10日と、1本出るまでに時間が掛かったが、中旬以降は量産態勢に入る。口火を切ったのは15日のオリオールズ戦。投打二刀流で先発するも、3回までに4点を失う苦しい展開。それでも4回に味方が同点に追いつくと、一死一、二塁から「打者・大谷」がロドリゲスの甘く入ったカーブを強振し、右中間スタンドへ9号3ラン。「投手・大谷」を助ける一発で5勝目を手繰り寄せた。

 最終的に・・・

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