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日本球界を席巻したスーパーパワー 助っ人たちの記憶

山崎武司(野球解説者)が振り返る 愛し懐かし助っ人たち

 

中日オリックス楽天と3球団で活躍した山崎氏に印象に残っている外国選手たちを挙げてもらった。彼らを相手に説教したこともあれば乱闘を挑んだことも……。
写真=BBM

規格外の大砲だったカブレラ西武、オリックス、ソフトバンクで計12年プレーし、通算357本塁打


ベスト&ワースト


 僕も現役時代は長かったですから(1987〜2013年)、いろんな助っ人たちを見てきましたけど、No.1を選ぶとすればアレックス・カブレラ(西武ほか)かな。とんでもないパワー&飛距離で日本人がとても真似できない打ち方。ホームランだけじゃなく率も残せて、あれこそ真の助っ人ですよ。ちなみに逆のダメ外国人はロッテから中日に来たメル・ホール。メジャーでの実績を鼻にかけ、日本の野球を小馬鹿にして、人としても残念でしたね。

 一緒にプレーした中で印象深いのは中日ではレオ・ゴメスだったり、アロンゾ・パウエル。2人とも性格が良くて、2人のことを嫌いという人は誰もいなかった。ゴメスとは仲が良くて、シーズンが終わって帰国するとき、いつも「来年戻ってくるかは分からない」と言いながら、必ず戻って来るんだけど(笑)、そのときにいつもサウザンアイランドのドレッシングをお土産で買ってきてくれる。僕がそれを好きだと話したことがあって、それを覚えているんですよ。

 宣銅烈(ワン・ドンヨル)、李鍾範(リー・ジョンボム)、サムソン・リーの韓国トリオも思い出深い。韓国の大先輩でもある宣の前では・・・

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