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日本球界を席巻したスーパーパワー 助っ人たちの記憶

<現役レジェンド候補をPICK UP!!>至宝へと至るその理由

 

ここまで歴代レジェンド助っ人を中心に紹介してきたが、現役選手にもその域へ達しようとしている選手たちがいる。ここではレジェンド候補投手たちを紹介するが、彼らには至宝へ至る共通点があった。


輝くリリーフ投手


 近年は、助っ人打者が結果を残すことは簡単ではなくなっている。日本人投手のレベルが上がっていることがその大きな要因だが、それに加えて、MLBの年俸高騰の影響もあり若手有望株や大物選手が来日することがめったになくなってしまっていることも背景としてある。

 しかし、投手に関してはいまだ“助っ人”と呼ぶにふさわしい成績を残す選手は多い。実際2010年以降、リリーフでは“石直球”呉昇桓(オ・スンファン、阪神=14〜15)、“キング・オブ・クローザー”D.サファテ(広島=11〜12、西武=13、ソフトバンク=14〜21)、ロベルト・スアレス(ソフトバンク=16〜19、阪神=20〜21)など絶対的存在が生まれてきた。助っ人投手にはリリーフ投手が多いイメージもあるが、それは外国人投手にとって短いイニングを速球や大きな変化の球で三振を奪う高出力な投球が向いているからだろう。三振を奪えれば、試合後半、相手に得点のチャンスすら与えず反撃を封じられる。もちろん、先発投手に向いていないという話ではない。クリス・ジョンソン(広島=15〜20)、M.マイコラス(巨人=15〜17)らは傑出したシーズンを送っていた。

 それを踏まえて、ここではレジェンドの域へ足を踏み入れる、もしくは踏み入れている投手たちを紹介していく。

世界で見せたNPBリレー


 日本の世界一に沸いた今春の第5回WBC・・・

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