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2023ドラフト特集 「10.26」を待つ逸材チェック

<ドラフト会議 記録MEMO>最多は4人で過去7度。同一連盟のドライチ指名

 

最速158キロ左腕の東洋大・細野[右から3番目]をはじめ、東都にはドライチ候補がズラリ


 例年に比べ大型野手がそろう高校生だが、一方で大学生は好投手が各地に点在。その中でも逸材がそろうのが東都大学野球連盟(以下、東都)で、上位指名候補は東洋大・細野晴希ら7人。今秋は東都から1位指名選手が多く生まれる可能性がある。

 では、これまでに1度の開催で同一連盟からドラフト1位指名を受けた最多人数は何人なのか。過去58回のドラフト会議を振り返ると、4人が最多で計7度あった。

 直近では2020年、東京六大学野球連盟(以下、東京六大学)から。楽天が4球団競合の末、早大・早川隆久の指名権を獲得し、DeNAが明大・入江大生を一本釣り。早川を抽選で外したロッテが法大・鈴木昭汰、早川と鈴木を外したヤクルトが慶大・木澤尚文を1位指名した。

2020年ドラフトでは4球団競合の早大・早川[左端]ら、東京六大学連盟から4人のドライチが誕生


 では、初めて同一連盟から4人のドライチが一度に生まれたのはいつか。それは1968年で、同じく東京六大学だった。山本浩二田淵幸一富田勝の「法政三羽ガラス」が順に広島阪神、南海から、そしてリーグ通算24勝の明大・星野仙一中日から1位指名を受けた。東京六大学はこのほかにも77年、82年に4人がドラフト1位指名を受けている。

 東京六大学以外では東都が73年、91年、96年の3度あった。今秋のドラフトで再び東都から4人のドライチが誕生するのか、または記録を大きく更新するのか。
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