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偉大なり、3連覇 最強チーム列伝

黄金時代の記憶 V3を成し遂げた最強チーム【後編】

 

優勝するのは簡単ではなく、連覇はさらに難しい。3連覇となれば、その強さは本物だろう。2リーグ制以降、3連覇以上のチームは14を数える。黄金期を形成して一時代を築いたと言えるだろう。
写真=BBM ※2リーグ制以降。選手名、監督名は最後の優勝年。成績は期間中の通算。勝利数と登板数の△は左投。2021-23のオリックスの成績は9月24日現在
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<FILE11>V3・読売ジャイアンツ 2007-09(平成19〜21年)


球団史上初の2年連続Bクラスから3連覇。2007年に原辰徳監督が5年ぶりに宙を舞った


中日阪神のライバルを制し取り戻した巨人のプライド

 4年連続のV逸に、5位、4位と球団初の2年連続Bクラス。その屈辱から3連覇を勝ち取った。第二期原辰徳監督の2〜4年目となるが、2007年は小笠原道大谷佳知、08年はヤクルトからラミレスの加入で攻撃力が増した。小笠原は07年、ラミレスは08、09年と2年連続MVP。ヤクルトからは08年に前年最多勝のグライシンガーも獲得し、戦力アップに余念がなかった。先発は内海哲也高橋尚成を軸に正捕手の阿部慎之助が攻守で活躍。08年からは横浜からクルーンが移籍して抑えを務めた。09年こそ独走したものの、宿敵は常に中日と阪神。08年は7月の時点で首位阪神と13差あったが、9月の12連勝で逆転V。日本シリーズでは西武に敗れたものの・・・

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