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いざ、秋の決戦へ

<INSIDE REPORT>阪神・投手力を生かし2度目の日本一へ せっかく18年ぶりなら38年ぶりの日本一もつかみ取れ

 

頂点を目指すのは何もオリックスだけではない。セ・リーグ優勝の阪神も38年ぶりの日本一を狙う。ほかの球団よりも日本一の回数が少なく1回のみ。日本シリーズの経験がない選手ばかりだ。それでもまずはCSファイナルを乗り切らなければいけない。吉兆はある。1985年の日本シリーズを戦った阪神のチームと、2023年のチームの戦い方が非常に似ているのだ。そのような戦いができれば、頂が見えてくる。
写真=BBM

18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神ナイン。今度は38年ぶりの日本一をつかみ取る


安定感抜群の先発3人が中心


 まずは阪神にとって初めてとなるクライマックスシリーズのファイナル主催。2018年からの5年間で2度のファイナルを経験している阪神。しかし、対戦相手を待ってから戦うのは初めてのため、どういう調整をしていくかは未知の部分が多い。

 そこを差し引き、本来の力が発揮されることを想定したとする。アドバンテージを1勝握った上で、安定感抜群の3人を先発に当ててくるはずだ。初戦は村上頌樹、2戦目、3戦目は伊藤将司大竹耕太郎の両左腕だろう。3人とも2ケタ勝利を記録しているが、それ以上に3人ともコントロール抜群で、テンポよく投げていく。

[表1]短期決戦起用予想投手の2023年投手成績

 表1を見ても分かるとおり、四球については、3人とも登板数以下。村上と伊藤に関しては9月の登板では1度も四球を出していない。それだけのコントロールを持っている。そして必ずといっていいほど6回までは投げ、試合をつくる。ここでチームにリズムつくっていくのだ。

 もし打たれた場合、層が厚い投手陣だけに先発で8勝を挙げている才木浩人やボールに力のある西純矢などを第二先発としてスタンバイできる。

 そして一番の強みは・・・

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