ドラフトで3球団競合の末に三浦大輔監督が交渉権を引き当てたアマチュアNo.1野手。お立ち台で「I☆LOVE 横浜!」と叫ぶ姿、球団歌『熱き星たちよ』を収録する姿が入団前から目に浮かぶ。プレー、性格ともに放つ大きな輝きに、ヨコハマの期待は高まる一方だ。 文=小中翔太 写真=椛本結城、佐藤真一 愛されるポテンシャル
横浜高-ENEOSという球歴を持つスター候補だからだけではなく、ポジティブな性格も間違いなくチームの雰囲気にマッチしている。担当の
横山道哉スカウトは「野球技術は高いレベルにあります。彼のキャラクターや性格、明るいところも彼の持ち味ですし、期待しているところです」と話す。
もちろん実力的にも申し分ない。ミート力に優れた俊足強肩の持ち主は11月8日、日本選手権初戦のTDK戦(京セラドーム)の第1打席にいきなり本塁打。ドラフト後初の公式戦というプレッシャーをものともせず、ポテンシャルの高さを見せつけた。厳しいインコース攻めもまったく苦にしない。際どい球を悠然と見送って3-1と打者有利のカウントをつくると146キロのストレートを狙い打ち。ライナー性の弾道ながら相手の外野手が追うことをあきらめるほどの打球を右中間スタンドに突き刺した。
「速球の強い好投手というデータが入ってました。その真っすぐを一発で仕留められたのは良かったと思います。マークが・・・
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