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2023年プロ野球ペナントレース総括

【2023年ペナントレース総括】広島・新指揮官の下で夏場までVを争い 前評判を覆しての5年ぶりAクラス

 

新井監督[写真中央]を中心に活気あるチームを形成し、2位と躍進を遂げた


攻撃力 OFFENSIVE REVIEW


 型にハマらない選手起用など、新井貴浩監督らしさを発揮して戦った結果は、成績にも表れた。大方の予想はBクラスも、終わってみれば5年ぶりのAクラスとなる2位。躍進の理由の一つに、打線のつながりがある。長打を期待されていたマクブルームデビッドソンの助っ人2人が苦しむ中、秋山翔吾西川龍馬といった実績のある好打者が中軸を担って、打線をけん引。菊池涼介野間峻祥の上位打線も攻撃の起点となった。

 その中で、指揮官が手腕を見せたのが、離脱者が出たときの対応だ。西川に代わって入った四番には、菊池や上本崇司堂林翔太。彼らは長いキャリアで初めて四番を務めたが、何をするべきかをしっかりと理解。それだけに、これまでとはまた違った攻撃パターンを展開して、それぞれに機能した。7月12日の巨人戦(東京ドーム)から始まった破竹の10連勝も、西川不在の状況下で記録している。

 また・・・

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