週刊ベースボールONLINE

2023年プロ野球ペナントレース総括

【2023年ペナントレース総括】巨人・一発頼みの攻撃不安定な救援陣 課題は変わらず2年連続Bクラス

 

同一監督としては球団初の2年連続Bクラスに終わり、原辰徳監督は指揮官の座を阿部慎之助新監督に譲った


攻撃力 OFFENSIVE REVIEW


 チーム打率は昨季から1分高いリーグトップの.252、本塁打も1本上回るリーグ断トツの164本を記録。重量打線は健在だったにもかかわらず、得点は昨季より25点少ない523点にとどまり、日本一に輝いた阪神に30点以上の差をつけられるリーグ3位。効率の悪い攻撃を繰り返し、投手陣をカバーすることができなかった。

 つながりの欠如を示すのが四番の岡本和真の数字だ。キャリアハイの41本塁打でタイトルを手にしたものの、そのうちソロが28本。主砲の前に走者をためることができていれば当然、得点力は向上したはずで、岡本和も最多打点との2冠に手が届いたに違いない。

 最大の問題は長年、悩まされている一、二番を固定できなかったことだ。坂本勇人丸佳浩吉川尚輝といった主力が開幕から不振に陥ったこともあり、上位打線は後ろ向きな日替わり打線を強いられた。

 機動力不足も相変わらず深刻だった・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング