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2023年プロ野球ペナントレース総括

【2023年ペナントレース総括】ヤクルト・不安定な投手陣を打線が援護できず 離脱と不振が響き最多敗で5位転落

 

離脱者が相次いだチームは投打に精彩を欠き、12球団最多83敗を喫する屈辱を味わった


攻撃力 OFFENSIVE REVIEW


 リーグ連覇した直近2年から主力の顔ぶれは変わらず、今季も攻撃力は他球団にとっては脅威とされた。しかし、リードオフマンの塩見泰隆山崎晃大朗が故障で開幕に間に合わず、頼みの山田哲人村上宗隆も低空飛行が続くと、プロ野球史上64年ぶりの開幕20試合連続2ケタ安打なし。3、4月は1試合平均2.52得点と打線が機能せず、4連敗に7連敗を喫し、開幕早々に優勝争いから外れてしまった。

 離脱や不振が続けば、スタメンはもちろん固定できず。打順パターンは127(前年104)と増加。不動の四番・村上を除いて、打順は流動的になり、時に山田が一番に、サンタナが二番に入るなど、試行錯誤が続いた。後半戦に入ると、徐々に打線は復調の気配を見せ、終わってみれば534得点はリーグ2位。しかし、犠打は同1位の115と好機を演出しながらもチーム打率.239、得点圏打率.231はともに同5位と、持っている能力を考えれば、打線はつながりに欠けた。

 ただ・・・

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