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2023年プロ野球ペナントレース総括

【2023年ペナントレース総括】西武・“四番不在”で得点力が上がらず 2年ぶりのBクラスと低迷

 

松井監督1年目はリーグワーストの得点と攻撃陣が振るわず、借金12の5位に終わった


攻撃力 OFFENSIVE REVIEW


 松井稼頭央監督就任1年目は5位と2年ぶりのBクラスに沈んだが、低迷の要因は得点力不足だ。チーム打撃成績は軒並み低かった。打率.233はリーグ5位、本塁打90、得点435、出塁率.296、長打率.340、OPS.636は同最下位。得点圏打率.220もリーグ断トツで数字が悪い。1位のオリックスが.266だから4分以上も引き離されていた。

 打線に決定力を欠いたのは“四番不在”が響いたからだ。昨年、41本塁打、90打点を挙げて打撃2冠に輝いた山川穂高が自身の不祥事で17試合の出場にとどまり、打率.254、0本塁打、5打点に終わった。さらに3月のWBCで右手小指を骨折した源田壮亮は開幕からリハビリに専念。一軍復帰は5月下旬からと1年を通じてベストメンバーで戦うことは叶わなかった。新外国人のペイトンもケガなどがあり、打率.215、5本塁打と振るわなかったのも痛かった。

 松井監督は・・・

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