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大谷翔平FA狂騒曲 ドジャーブルーへ!

西海岸の超名門強豪軍団 ロサンゼルス・ドジャースってどんなチーム?

 

アメリカ第2の都市・ロサンゼルス(LA)にある名門・ドジャース。創設は1884年で球団名はブルックリン・アトランティックス。1932年にブルックリン・ドジャースとなり、58年に西海岸のLAの市場に目を付け移転。現在名のロサンゼルス・ドジャースに。95年には野茂英雄氏が移籍し、日本人にはなじみの深いチームとなった。世界一は7度を誇り、11年連続でポストシーズン進出を果たす強豪。ここでは大谷がこれから10年在籍予定の本拠地、そしてチームについて紹介していく。
写真=Getty Images、LA Dodgers

ドジャー・スタジアム


MLB3番目に古いスタジアム


 日本のメジャーファンには、なじみのある球団だろう。LAダウンタウンの北側すぐに見える小さな山を切り開いて造られているのが、本拠地のドジャー・スタジアムだ。広大な駐車場があり、約5万6000人が入る巨大なスタジアム。今やフェンウェイ・パーク、リグレー・フィールドに次ぐMLBで3番目に古い球場だ。第2回WBCで日本が世界一2連覇を勝ち取り、第4回大会では準決勝で涙をのんだ場所。そのスタジアムで大谷翔平が豪快なアーチを描く。

 2022年のオールスター・ゲームはこのドジャー・スタジアムで行われたが、このときの打撃練習で大谷は数本を場外に打ち込んだ。このスタジアムで場外弾はめったにお目にかかれない。6年間プレーしたエンゼル・スタジアムの右翼席はもともとアメリカン・フットボールとの兼用スタジアムだったこともあり、観客数を満遍なく入れるために、ライトとセンターの後方にも多くの座席が設けられており、場外本塁打は見られない作りだった。

 だが、このドジャー・スタジアムの公式試合で、もしかすると数本の場外本塁打が大谷のバットから見られる可能性がある。想像するだけでもゾクゾクする光景だ。このスタジアムのエレベーターは10階まであり、トップデッキからは、当然試合は見られるが、南を向けば壮大なLAダウンタウンが、西側には、映画で有名なHOLLYWOODの看板が設置されている山を見ることができる。

 もう20年以上前だが、このトップデッキで、スコアブックを書きながら試合を観戦する老夫婦数組をよく見かけた。2013年以降、毎年ポストシーズンに進出する強豪チームとなり・・・

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