願うだけでは成功は手に入らない。ただ、言葉にした願いは、はっきりとした“目標”になる。今年もプロ野球界の主役を狙う選手たちに、“目標”を絵馬にしたためてもらった。2024年の干支は「辰」。登り龍の如く舞い上がる！
※年数、背番号は2024年のもの。年数には育成時代も含む
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阪神・森下翔太　『20本塁打』は通過点

　甲子園をホーム球場にしているチームでプレーしているので、20本塁打は一つのカベ？　通過点かなと思っています。だからこそ、この目標にしました。そこを2年目でしっかり打てたら、大山(大山悠輔)さん、テルさん(佐藤輝明)に続く主軸になれる、と考えています。2人に続くような打者になって活躍したいなと思います。

広島・田村俊介　『初本塁打』から量産態勢へ

　早い段階でまずは1本目を。ヒットも2023年シーズン、1本目が出てからいい感覚で続いていったので、ホームランも1本目が出たら2本、3本と続いていきそうな気がしています。あっという間に2ケタをクリアしたりして(笑顔)。将来的には、ホームランバッターというより、状況に応じていろいろなことができるバッターになりたいです。

DeNA・松尾汐恩　確固たる『レギュラー』に

　プロ1年目の2023年はファームにいることが多い中、プロとしての準備や立ち居振る舞いなど経験できた部分を確かに感じていました。その経験を24年につなげていかないといけないな、生かさないといけないなと。だからこそ、ファームではなく一軍の舞台でレギュラーを獲ることを目指し、春季キャンプから良い形で入っていきます！

巨人・門脇誠　『全試合出場』で結果も出す

　いろいろな壁にぶつかりましたが、特に打撃において考えることで先が見え、その結果が後半戦に表れたと思います。最後まで一軍にいたことで、いろいろなことを乗り越えられた1年でした。その上で2024年は遊撃で全試合出場。出る以上は結果も出さなければいけません。具体的な数字を挙げるなら打率3割、ノーエラーを目指します。

ヤクルト・吉村貢司郎　完走の先に『タイトル』を

　2023年は離脱もあって悔しさが残るシーズンでした。だからこそ2年目はケガをすることなく1年間、先発ローテーションで投げ切りたいです。そして、その上で何かタイトルが獲得できればいいなと。どのタイトルかは決められないのですが……。掲げた目標が達成できるよう、まずはこのオフ、1年間戦える体づくりをテーマに練習に励みます！

中日・小笠原慎之介　『勝負師として』見極める

　2024年シーズンは「勝負所をしっかりと見極めていく」という意味で、この想いを絵馬に書かせていただきました。攻めるところは攻め、無理に攻めなくてもいい場面では、じっくりといく。そういう場面を見極め、勝負に徹するということです。24年は辰年。ドラゴンズの年でもありますので、僕もチームも良いシーズンになるように頑張ります！