主力かどうか関係なく全員がチームの勝利のために、考えて行動をとっている阪神。静かにチームで考えるときと、全員で声を張り上げるときのON&OFFがはっきりとしている。 満足感はなし
野球解説者の方々が各メディアで口々に、今年の阪神春季キャンプは「大人のキャンプを送っている」と語っている。18年ぶり&38年ぶりというリーグ優勝&日本一を飾った翌年ということもあり、うれしさのあまり気を抜いているのではないか、という分析をしたかったのであろう。その期待を大きく裏切った。
ある日の午前中、投内連係の練習のときだった。走者二塁でのランダウンプレーの練習で投手が二塁走者を二、三塁間で挟み、タッチアウトにするという練習を繰り返していた。ある先発投手のとき、タッチプレー後に遊撃手の
木浪聖也が声を掛ける。身ぶり手ぶりで自分の考えを伝えていると、二塁手の
中野拓夢と三塁手の
佐藤輝明が、スーッと近づいて、自然と輪が出来上がり話し合いが始まった。
岡田彰布監督、コーチ陣は何も言わず見守る。当然練習はストップするが・・・
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