昨季はセ・パ合わせて3割に到達した打者が過去最少の5人に終わり、近年叫ばれている“投高打低”が顕著に表れた結果となった。点を与えないことも重要だが、野球は点取りスポーツ。勝つためには得点力を上げることが最適解なはずだ。ここでは現状を打破して球界を盛り上げる力を持つ打者を取り上げる。 【パ・リーグ編】はこちら 阪神・佐藤輝明 進化した打撃が本物なら
変革と進化を目指した打撃フォームの改良。その成果によって阪神打線の得点力が大きく変わってくる。昨年12月、ワシントン州シアトルにある科学的なデータなどを採り入れたトレーニング施設「ドライブライン」へと向かった。自分の打撃を見直し、より効率よくボールをとらえていくことを模索。アプローチに変化を持たせた2024年バージョンの「輝明打法」をつくり出している。しかしオープン戦で打率.128の1本塁打と低迷(3月16日現在)。それでもデータをもとに改良を加えながら開幕へ照準を合わせていく。「四番」の
大山悠輔がつなぎのタイプで、そのあとの「五番」で30本塁打、100打点以上の成績を残せるようだと昨年以上の得点力アップは確実。そうなれば必然的に「アレンパ」は可能だ。
中日・細川成也 2年目の進化
チーム最大の課題は得点力不足。
立浪和義監督は
巨人を自由契約となった
中田翔を獲得し、打点王3回の大砲に打線の軸としての役割を期待している。となればキーマンは・・・
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