週刊ベースボールONLINE

2024プロ野球シーズン大展望

【12球団戦力分析2024】日本ハム・投打に底上げされた戦力を適材適所で生かし切る

 

3連覇を成し遂げ、黄金時代を築いていくオリックス。しかし、ほかの5球団もこのまま屈し続けるわけにはいかない。投手力に攻撃力、それぞれに強みを生かして──。そろそろ新時代が幕を開けるか!?
※情報は3月16日現在

開幕投手の伊藤大海を筆頭に先発三本柱の安定が浮上には不可欠だ


<逆襲のシナリオ>先発、リリーフともに豊富な布陣


 リーグ3位のチーム防御率3.08と昨季は健闘を見せた投手陣。先発三本柱の一人、上沢直之(現レイズ傘下)の抜けた穴を埋める先発ローテーション争いは候補投手豊富で、例年にない激しさを増している。開幕投手を務める伊藤大海、左腕エース・加藤貴之の二本柱に、オリックスからFA移籍した左腕・山崎福也が加わり新三本柱を形成。4人目は3年ぶりに復帰したバーヘイゲンが有力だったが、3月10日の楽天とのオープン戦(静岡)では3回7安打5失点と打ち込まれるなど調子が上がらず、上原健太に白羽の矢が立った。

 残りの枠はバーヘイゲン、左腕・根本悠楓、制球力向上へフォームを改良した北山亘基、安定感のある金村尚真、アンダースローの鈴木健矢とタイプの異なる投手が名乗りを挙げる。5人目、6人目のローテを守り切れる投手を確立できるかがカギ。リーグ最少の四死球にとどめた昨季同様、四球から崩れない投球が課題となる。

 昨季はリリーフ陣の奮闘で勝利の方程式を確立し、鬼門だった8回の失点が大幅に減少した。玉井大翔河野竜生池田隆英宮西尚生福田俊らが昨季同様、終盤を最少失点でしのげるかどうかは、チーム浮上の大きなポイントだ。オープン戦でも好調な田中正義が今季も守護神の一番手だが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング