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2024シーズン順位予想

解説者12人がズバリ! 2024シーズン順位予想【パ・リーグ編】オリックス&ソフトバンク 2強の争いに加わるチームは?

 

4連覇を目指すオリックス小久保裕紀新監督の下、4年ぶりの優勝を目指すソフトバンク。この2チームが優勝争いの中心になるという声が多い。混パを演出するのはどのチームになるか。
【セ・リーグ編】はこちら

2021年から3連覇中のオリックス。今年もまた中嶋聡監督の胴上げとなるのか、それとも……


分かりやすい構図 2強以下は横一線!?


【2024年予想順位分布図】

 パ・リーグの優勝予想はオリックスとソフトバンクに集まり、それ以外は西武に1人。山本由伸(ドジャース)という大エースが抜けたものの、オリックス4連覇を予想したのは5人。この3年の安定した強さと経験に加え、山本が抜けてもなお力強い投手陣を評価する声が多い。広島から西川龍馬が移籍し、打線に厚みも加わった。何よりも中嶋聡監督の信念ある采配が大きな武器だ。

 そのオリックスを上回る6人が優勝候補に推したソフトバンク。山川穂高の加入で破壊力を増した強力打線に加え、選手層の厚さも他球団を圧倒している。課題は投手陣と見る向きが多いが、オリックス4連覇を阻む一番手であることは間違いない。少なくともこの2チームが優勝争いの中心となりそうだ。

 残りの4球団は3位争いで評価が分かれるところだが、最も多かったのは日本ハムで5人。山崎福也の加入もあって投手力アップと新庄剛志監督の野球が3年目でチームに浸透しつつあることが大きいようだ。ロッテと西武は3〜5位に予想が集中。この3チームが2強にどこまで対抗できるか。楽天の最下位予想は8人と最多。Aクラスの予想も唯一なく、苦しいシーズンとなりそうだ。

荒木大輔「バランス十分のB FはAクラス入りか」


 投打のバランスが優れたオリックスが4連覇でしょう。山本由伸、山崎福也と大きく貯金できる投手が抜けましたが、次々と若い投手が出てきており穴埋めは可能。打線も控えの選手を含めそれぞれが役割を果たしており、優勝するために何をすべきかがチーム全体に染みついていると思います。ソフトバンクはリーグ屈指の強力打線。投手陣に関してはリリーフ陣が充実しているので、若手の先発陣が奮闘してくれればというところです。

 日本ハムは投手陣がそろっているのでエラーを減らすこと、攻撃では機動力を絡めて得点を増やしていけばAクラスに食い込んでくるでしょう。ロッテは佐々木朗希が1年間をフル回転で活躍できれば上位進出は可能。得点力が課題の西武はアギラーフランチー・コルデロの両外国人次第。楽天は台頭してきた選手がおらず、厳しい戦いになるのではないでしょうか。

【予想順位】
1位 オリックス
2位 ソフトバンク
3位 日本ハム
4位 ロッテ
5位 西武
6位 楽天

PROFILE
荒木大輔/あらき・だいすけ●1983〜95年ヤクルト、96年横浜。87年に10勝。引退後は西武、ヤクルト、日本ハムで投手コーチや二軍監督などを歴任。

伊原春樹「HとBがV争い 3〜5位は団子」


 ソフトバンクは昨年、先発陣が弱点でしたが東浜巨大関友久が復活して本来の力を発揮しそうです。さらにL.モイネロ大津亮介が先発転向して確実に厚みを増している。打線も・・・

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