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<歴史を見比べ!>本拠地球場の移り変わり 中には今はなき球場も…【セ・リーグ編】

 

ここからは時代をさかのぼって、それぞれの球団の本拠地球場の歴史を見ていく。中には今はなき球場も。写真とともに思い出の名シーンもよみがえってくる。
※球団の掲載順は球団創立日順。フランチャイズ制が明文化されたのは1952年から。「歴代本拠地」の球場名は、正式名称。改称は含むが、命名権による名称変更は含まない
【パ・リーグ編】はこちら

<1934年12月26日創立>読売ジャイアンツ


【歴代本拠地球場】
後楽園スタヂアム[1937〜87]→東京ドーム[88〜]

後楽園スタヂアム
1937年に登場した後楽園は50年にナイター設備が完成。常に日本の球場をリードするなど、大きな存在感を誇っていた


 ヤンキー・スタジアムを模した3万人収容の2階建て球場として誕生した後楽園は、東京・水道橋という絶好の立地もあって日本の球場をリードする存在となる。多くの球団が使用したものの、巨人が圧倒的な観客動員力を誇っていた。1950年にはナイター設備が完成。各球場で次々とナイター設備が整備され、野球が興行として発展していく先駆けとなる。70年に内野2階席を増設したジャンボスタンド、電光スコアボードを設置すると、76年には日本の球場初の人工芝を導入するなど、常に球場のあり方をリードした。

後楽園スタヂアム
電光スコアボードに続いて1976年に人工芝を導入。設備維持の負担軽減、野球以外のイベント開催による収入増加をもたらした


 そして88年、日本初の屋根付きドームである東京ドームが開場。老朽化した後楽園は役目を終えてすぐさま解体され、大きな時代の変わり目となった。

<1935年12月10日創立>阪神タイガース


【歴代本拠地球場】
甲子園球場[1936〜64]→阪神甲子園球場[64〜]

 ニューヨーク・ジャイアンツ時代の本拠地のポロ・クラウンズがモデルという。座席数5万人を収容する当時最大の球場は・・・

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