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熱戦 FOCUS 2024 ペナントレース最終章

<来季への光明>セ・リーグ 中日&ヤクルト 逆襲へ虎視眈々 下位球団が模索する道

 

残り試合は決して“消化試合”ではない。Bクラスに甘んじるセ・パ下位4球団も、明確な意識を持っての9月が来季につながる。逆襲へ虎視眈々──。新たな形を模索する戦いを見る。
※成績、情報は9月22日時点

中日・得点力不足の解消へ


欲しいのはチャンスメーカーではなくポイントゲッター[中日石川昂弥]


 3年連続最下位の危機が迫る中、立浪和義監督が今季限りの退任を表明し、チームに激震が走った。「最後まで指揮を執り、けじめはつけたい」と口にした指揮官の言葉を選手はどう受け止めたか。残り試合は去り行く指揮官のためにも、来季へつながる戦いを見せたい。

 最大の課題が得点力不足であることは周知の事実。今季も362得点はリーグワースト。1試合平均2.64得点の貧打線では、いくら強力な投手陣を擁しても勝利はおぼつかない。本拠地は12球団一と言われる広さを誇るバンテリンドーム。投高打低の戦いは当然にしろ、あまりに打てなさ過ぎる。いや、打てないわけではない。チーム打率.243はリーグ4位。それでも得点につながらないのは、長打力に欠け、好機に弱いからだ。チャンスメーカーはいるが、ポイントゲッターがいない。

■中日のチーム打点数トップ10

△は左打者


 上記の表はチームの打点トップ10だが、細川成也が一人で得点をたたき出している・・・

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