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日米野球殿堂入り特集 誉れ高きレジェンド イチロー

【篠塚和典氏の連続写真分析】イチロー(マリナーズほか) 究極の打撃術「詰まっても、泳いでも『ヒットゾーンにボールを運べばいい』という意識で安打を量産することができた」

 

言うまでもなく世界最高峰のレベルにあった。世界一に輝いた2009年WBCで打撃コーチとして侍ジャパンを支えた篠塚和典氏が、そのメカニズムにおける極意をひも解く。


マリナーズ時代


ベースは準備の安定感


 オリックス時代の「振り子打法」と呼ばれた右足の引き方から、マリナーズ時代はオーソドックスに右足を上げるようになり、バットも立たせることなくコンパクトな動きになりました。その後も究極の打撃を求めて細かなマイナーチェンジを繰り返していましたが、打撃術を支えたベースとなる素晴らしさについては日本時代と変わらないものだと思います。

 右足を引いた時点でしっかりと軸足に体重が乗り、この時点でグリップはボールとの距離を十分にとることができています。ステップが始まると・・・

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