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2025バット特集 バット今昔物語

バットの“あれこれ” 基本の「き」(解説=篠塚和典)

 

さまざまな角度から深掘りしていく前に、あらためてバットの基礎を押さえておこう。“あれこれ”をご教示いただくのは、現役時代に芸術的なバットコントロールで2度の首位打者に輝いた篠塚和典氏だ。
解説=篠塚和典 写真=BBM

篠塚和典


【Q1】バットの長さによる違いは?


【A】「基本的には長くなればなるほどスイングにおいて遠心力が働くことになるので、ヘッドを走らせる感覚が生まれやすくなります。長打を打ちたい選手には向いています。かつては阪神藤村富美男さんのように『物干し竿』と呼ばれるような長いバットを使っている選手もいました。ただ、振り抜きやすさを求めるなら短めのバットのほうがよいでしょう。ボールにバットを最短距離でぶつけていく、コンタクトを重視する選手に向いています。その上で、グリップに小指をかけるように長く握るのか、余らせるように短く握るのかによってもスイングの感覚は変わってきます」

【Q2】バットの重さによる違いは?


【A】「同じスイングスピードを実現できるのであれば、重いバットのほうがインパクトでのパワーは伝わります。余計な力を入れなくてもバットの重みでボールを弾いてくれる感覚が生まれます。ただ・・・

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