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2025クローザー特集 “勝利の使者”の心得

平野佳寿、岩崎優、石山泰稚...抑えの仕事人 歴史に刻む軌跡

 

大きな重圧の中で試合を締め、勝利をつかみ取る役割。積み上げたセーブ数は、対戦相手のみならず多くの試練に打ち勝ってきた勲章だ。ここでは、今季、節目の偉業を達成した選手にスポットを当て、歴代の名クローザーたちの記録に割って入る可能性もある現役選手たちの奮闘を展望する。

史上4人目の通算250セーブの快挙。記念ボードを掲げるオリックス・平野[写真=古賀恒雄]


B平野は通算250S


 今季の開幕早々に、快挙が達成された。オリックス・平野佳寿が4月3日のロッテ戦(ZOZOマリン)で今季初セーブ、NPB史上4人目となる通算250セーブを挙げた。41歳のベテランは、「僕1人ではできない記録。皆さんにありがとうございますって言いたい」と、クローザーという立場で打ち立てる記録の意義をかみしめた。

 2006年に大学・社会人ドラフトの希望枠でオリックスに入団。当初は主に先発を務め、10年から中継ぎに転向、14年は40セーブで最多セーブを獲得。18年から3年間はメジャー・リーグに挑戦し、8セーブを挙げた。オリックス復帰後は守護神として活躍し、23年には日米通算250セーブを達成。メジャーを含めてプロ20年目の今季、また一つ、大きな節目に到達した。

 阪神岩崎優は5月17日の広島戦(甲子園)で、NPB37人目の通算100セーブを達成。同日時点で151ホールドを挙げており・・・

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