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2025ドラフト特集 スカウト垂涎の有力選手一挙掲載!!【大学生クローズアップ】

創価大・立石正広(内野手) 2025年の『超目玉』を証明「このままでは、プロで勝負できるような立場になれない」

 

すでに「評価」は終わっている。飛距離は規格外。フリー打撃ではロマンを抱かせる放物線を描く。スカウトは目の前の一戦の結果よりも、将来性を見た上でジャッジする。MLBスカウトも熱視線を送る超逸材だ。
取材・文=大平明 写真=矢野寿明

豪快なフルスイングが持ち味。懐の深い打撃フォームで、どんな球にも対応する


3方向へ柵越え


 東京新大学春季リーグ戦では開幕前に掲げていた「打率.350、3本塁打、10打点」という目標をすべてクリア。打率は大台の4割(40打数16安打)に達し、ホームランは4戦連発を含むリーグのシーズンタイ記録に並ぶ5本塁打、打点は12試合で16打点を挙げ、本塁打王と打点王の2冠を獲得した。最高殊勲選手賞に輝き、リーグ優勝の原動力となった。

「今季はどのピッチャーがどんな球を投げるのか、データを頭に入れてきちんと整理できていたのが好調な打撃につながりました。自分が設定していた目標を全部達成することができて、特に打率の面では技術が上がっていると思いますし、しっかりと結果を残すことができたのが一番の成長だと感じています」

 冬場は、広角に打つ練習に取り組んだ。

「逆方向へ打つと決めたらコースに関係なく内角のボールでも右へ決め打ちし、引っ張ると決めたら、外角でも左へ打つという練習をしてきました。逆方向にも打てるのが自分の長所で、調子が良いときは逆方向へいい打球が飛ぶんです。だから、これまではセンターから右を狙ってすべての打球を右中間から左中間の間に飛ばしたいと思っていたのですが・・・

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